94歳のゲイ94歳のゲイ

語り:小松由佳 監督:吉川元基 プロデューサー:奥田雅治
撮影:南埜耕司 編集:八木万葉実 録音:西川友貴
音響効果:佐藤公彦 タイトル:平 大介 配給:MouPro.
製作:MBS/TBS 製作幹事:TBS 
2024年/日本/90分/ステレオ/16:9 ©MBS/TBS
ムビチケ

INTRODUCTION

かつて同性愛は“異常性欲”“変態性欲”だと公然と語られ、治療が可能な精神疾患とされてきた。1929年生まれの長谷忠さんは、誰かと交際したことも性交渉の経験もない。ゲイであることを誰にも打ち明けることなく、好きな男性ができても告白することもできない時を過ごしてきた。詩作を心の拠り所にしながら孤独の中で生きてきた長谷さんに訪れた大きな変化、90歳を超えて初めて経験する“出会い”と“別れ”。多くの悲しみを見つめてきたその心に去来する思いは。

2022年MBS毎日放送にて放映された『93歳のゲイ~厳しい時代を生き抜いて』に追加撮影、再編集を加えて劇場公開。

STORY

「僕にとってまるで奇跡やな。
奇跡の出来事や  」

長い間ゲイであることを誰にも打ち明けることなく、孤独の中で生きてきた長谷さん。唯一の拠り所は文学、詩作だった。1963年に現代詩の新人賞として最も権威ある現代詩手帖賞を受賞、そのどこか飄々とした佇まいは選者である谷川俊太郎にも高く評価され、著作も複数刊行。94歳となった今も日々、短歌を詠む。 長谷さんが生まれた当時"同性愛は病気である"と公然と語られていた。その後時は流れ、同性愛者を取り巻く環境は大きく変化してきている。そんな中自身もカミングアウトを果たし、理解あるケアマネージャーの存在にも支えられ、日々をたくましく生きる長谷さんだったが――。

STAFF

  • 監督
    吉川元基(きっかわ・げんき)

    1989年生まれ、京都府出身。関西大学卒業、2012年毎日放送入社。大阪府警担当、司法記者クラブキャップ、大阪府政・大阪市政記者クラブキャップ等を経て2022年からドキュメンタリー番組「映像」シリーズのディレクターを担当。これまで「13歳の声」(2022・LINEジャーナリズム賞)、「小児性犯罪~当事者たちの証言~」(2023・ギャラクシー賞奨励賞、JNNネットワーク協議会賞、LINEジャーナリズム賞)などを制作。

  • プロデューサー
    奥田雅治(おくだ・まさはる)

    1962年生まれ、ニュース番組編集長などを経て現在ドキュメンタリー番組ディレクター兼経済ドキュメンタリー番組プロデューサー。「映像’13 隠された事故」で文化庁芸術祭賞など「映像’07夫はなぜ、死んだのか」で「地方の時代」映像祭グランプリ、ギャラクシー賞優秀賞など「映像'10母との暮らし」でギャラクシー賞選奨などを受賞したほか新聞・テレビを対象とした受賞作品を多数制作。著書に「焼身自殺の闇と真相」(桜井書店)などがある。

  • 撮影
    南埜耕司(みなみの・こうじ)

    2008年、放送映画製作所入社。MBSのドキュメンタリー「映像シリーズ」や「情熱大陸」の撮影を担当。主な撮影作品は、「バッシング~陰謀論と情報戦~」(2023・ギャラクシー賞選奨)など。

  • 編集
    八木万葉実(やぎ・まよみ)

    2006年、ビデオユニテ入社。2011年からドキュメンタリー編集に携わる。主な編集作品は「ほっとけへん~にしなり☆こども食堂の日々~」(2021・日本民間放送連盟賞優秀賞)、「なぜペンをとるのか~沖縄の新聞記者たち~」(JCJ賞)など。

THEATERS


2024年9月30日現在

北海道・東北

地域 劇場 公開日
北海道/札幌 シアターキノ 上映終了

関東

地域 劇場 公開日
東京/東中野 ポレポレ東中野 上映終了
東京/下高井戸 下高井戸シネマ 上映終了
東京/阿佐ヶ谷 Morc阿佐ヶ谷 10月25日(金)~11月7日(木)
神奈川/横浜 横浜シネマリン 上映終了

中部

地域 劇場 公開日
愛知/名古屋 シネマスコーレ 上映終了

近畿

地域 劇場 公開日
大阪/大阪 第七藝術劇場 上映終了
大阪/大阪 シアターセブン 上映終了
京都/京都 UPLINK京都 上映終了
兵庫/神戸 元町映画館 上映終了

中国・四国


九州・沖縄

地域 劇場 公開日
福岡/福岡 KBCシネマ 上映終了
大分/大分 シネマ5 上映終了
熊本/熊本 denkikan 上映終了
宮崎/宮崎 宮崎キネマ館 上映終了
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